こんばんは、串かつ修行中のさじろうです。
きょうは修行オフなので、今回も串かつ屋さんを始めたい人への続きです。
前回まで修行前の気持ち、串刺し、油のこと を書いてきましたが、今回は菜箸についてです。
菜箸とは普段使っているお箸の約2~3倍の長さのあるお箸のことで、油をかき混ぜたり、揚がった串を油から引き上げてお皿に置く時に使います。
短い菜箸だと火傷をする可能性が高まるので、串かつ屋では結構長い菜箸を使用するケースが多いです。
この長い菜箸、使い慣れるまでがかなり大変で強敵なんです。
長い菜箸の何が大変かというと、最初は箸先にうまく力を伝えられないために物をちゃんとつまめないんです。
ちゃんとつまめないと引き上げる途中に串を油に落としてしまうので、落とした時に油が跳ねて火傷をすることが増えます。
それでも慣れるために下手くそなりに菜箸を使い続けると、次には親指の付け根が腱鞘炎で痛くなります。
だから最初は火傷&腱鞘炎とダブルの痛みでつらいんです。
先輩に聞くと誰もが通る道だと言ってたし、実際に僕もそう思います。
まだ箸使いに慣れてなかった新世界での修行時にはやはりこんなことを書いてました。
この箸使いも技術の一つなので、頭ではなく体で覚えるしかないんですね。