笑売二千二百十八日目
柏駅西口と南流山で昼飲み可能な串揚げ居酒屋「串かつ さじろう」店主のさじろうです。
仲良くしてもらっている飲食店経営者の先輩がお店を閉める決断をしたとの事。
すごく美味しい料理を作ってくれるし、コアな常連さんが多いお店。
それでも内情はかなり厳しかったよう。
これが飲食店経営の現実。
お店を閉めてからはしばらく老人ホームなどの食堂で働くつもりとの事。
このパターンはすごく多いかな。
お店を閉めるためにはお店を現状で引き継いでくれる変わりの人を探すか、何もないまっさらな状態、いわゆるスケルトンに戻して返すかの2つの選択しかありません。
そのスケルトンに戻す費用がお店の規模によりますが最低でも100万くらいかかる訳で。
大きなお店になるとスケルトンに戻す撤退費用だけで300万400万になるんだとか。
別の知ってるお店か閉店するみたいですが、そのスケルトンに戻す費用だけでエレベーターのない2階なので400万もかかるんだとか。
赤字だから閉店したい訳だけど、辞めるにもそれだけの費用がかかるなら引き継いでくれる人が見つかるまで経営するしかないよね。
ほんと地獄。
それを聞いてて思ったのが、飲食店経営は結婚や離婚とほんと一緒だなぁ、と^ ^
結婚(開業)前は夢が膨らんで楽しいし苦労を苦労とも思わず乗り切れます。
また一緒に住むためのマンションや戸建てもローンを組んで買いますからね^ ^
しかし離婚(閉店)となった時には人、物、お金のストレスが半端ないだろうし、極め付けが最後に生産性のない多額のお金を容赦なく取られます。
住むために買った家とローンも残ってるから解決しないといけないし。
例え話の離婚の原因は相手がある事なので自分だけのせいではなく様々。
でも飲食店経営の閉店の原因は100%経営者にあります。
だから同情は出来ないし、しても意味がないんよね。
経営者は弱肉強食の野生の論理で生きてるし、それこそが経営なので。
なんか、きょうは暗い話しになってごめんなさい!