串かつ屋開業という想いが出来たことは伏せたまま、その晩はとにかく久しぶりの友人との再会を楽しんでました。

そして翌朝、クリアな頭で串かつ屋さんのことを考えてみると、

「まぁ、ありなんかなあ」

みたいな感覚で、自分の中では消化しつつも、突拍子もなく根拠のない直感だけに、いつものように半信半疑は変わらずでした。

だから、その時だけ思った単なる思い付きであったならば、時間が経過するにつれてその思いは薄れていくはず、と思ったので串かつ以外のことも考えつつ、しばらくは時の流れに任せてみることにしました。

すると1日経っても3日経っても、さらに1カ月が経っても串かつへの思いが消えることはなく、むしろ僕の中で考えが発酵し始めました。

この時にはすでに串かつのこと、飲食店開業のことで思いついたことはどんなに小さなことでも忘れないよう、とにかくアイフォンのメモに書く残すようにしてました。

そしてメモの量も時が経つにつれてどんどん増えていきました。

ただし、この時点ではまだ僕の頭の中だけのことで、嫁様には報告せず、というか串かつ屋開業なんて言えませんでした(笑)

ちゃんと嫁様に報告をすることになるのはもう少し先のことになります。

つづく