開業準備百二十九日目
こんばんは、串かつ屋開業準備中のさじろうです。
いまのセントラルキッチンにはミャンマー人がけっこういます。
ミャンマーといえば民主化運動の象徴的存在であり、ノーベル平和賞も受賞したアウンサンスーチーさんの名前を見聞きしたことのある人も多いのではないでしょうか。
その中の一人と一緒に帰った時のこと。
彼は政治難民として日本に来て10年。
そしていよいよミャンマーに戻ってビジネスを立ち上げるとのこと。
昔はミャンマーに帰ったら捕まる可能性があったから帰れなかったけど、いまは帰れる状態にあるそう。
ただし、またいつ状況が変わるかは分からない、とも言ってました。
そして驚くのは、ミャンマーの方は皆、日本で稼いだお金はもちろん日本で税金を払います。
しかしそれだけでなく、日本で稼いだ分に対して祖国ミャンマーにも税金を納めないといけないんです。
日本とミャンマーへ2度も税金を払う義務。
辛いと思いきや、その彼、2重の税金に対して不平不満を言うどころか
日本では安全に住まわせてもらってるので日本に税金を払うのは当たり前
とサラッと言ったんです。
彼の考え方・物事のとらえ方が素晴らしいし、なにより強いですよね。
と同時に、日本人である僕はなんて恵まれた環境・状況にあるのか、と思いました。
日本でもし環境や状況を嘆く人がいるとすれば、それは甘ったれた考えだと思います。
日本では本人次第で何とでもできる自由と権利があるんですから。
あとは本人がやるか、やらないか、ただそれだけのことですからね。